傷寒論 原文 その10

HOME > 漢方資料 > 傷寒論 10

陰陽易差後労復病篇

弁陰陽易差後労復病証并治

弁陰陽易差後労復病脈証并治

【訓読】
陰陽易差後労復病の脈証并びに治を弁ず

以下の第四百四章は、後人の補入に疑い有り。…『傷寒論講義』

第四百四章

傷寒陰陽易之為病、其人身体重、少気、少腹裏急、或引陰中拘攣、熱上衝胸、頭重不欲挙、眼中生花、膝脛拘急者、焼裩散主之、

焼裩散方
右取婦人中裩近隠処剪、焼灰、以水和、服方寸匕、日三服、小便即利、陰頭微腫則愈、婦人病、取男子裩、当焼灰、

●第一節…第四百五章、第四百六章、第四百七章、第四百八章、第四百九章

第四百五章

大病差後、労復者、枳実梔子(※)湯主之、若有宿食者、加大黄如博碁子大五六枚、

大病差後、労復者、枳実梔子豉湯主之、若有宿食者、加大黄如博碁子大五六枚、

【訓読】
大病差えて後、労復する者は、枳実梔子豉湯之を主る。若し宿食有る者は、大黄博碁子大如(ばか)り五六枚を加ふ。

枳実梔子湯方
枳実三枚 梔子十四個 香豉一升
右三味、以清漿水七升、空煮取四升、内枳実梔子、煮取二升、下豉、更煮五六沸、去滓、温分再服、〔覆令微似汗〕、

枳実梔子湯方
枳実三枚 梔子十四個 香豉一升
右三味、以清漿水七升、空煮取四升、内枳実梔子、煮取二升、下豉、更煮五六沸、去滓、温分再服、

【訓読】
枳実梔子湯の方
枳実三枚 梔子十四個 香豉一升
右三味、清漿水(せいしょうすい)七升を以て、空に煮て四升を取り、枳実梔子を内れ、煮て二升を取り、豉を下し、更に煮ること五六沸、滓を去り、温め分ち再服す。

第四百六章

傷寒差已後、更発熱者、小柴胡湯主之、脈浮者、以汗解之、脈沈実者、以下解之、

【訓読】
傷寒差えて已(い)後、更に発熱する者は、小柴胡湯之を主る。脈浮なる者は、汗を以て之を解す。脈沈実なる者は、下を以て之を解す。

第四百七章

大病差後、従腰已下、有水気者、牡蛎沢瀉散主之、

【訓読】
大病差えて後、腰従(よ)り已(い)下、水気有る者は、牡蛎沢瀉散之を主る。

牡蛎沢瀉散方
牡蛎 沢瀉 栝蔞根 蜀漆 葶藶 商陸根 海藻 已上各等分
右七味、異搗、下篩為散、更入臼中、治之、白飲和、服方寸匕、小便利、止後服、日三服、

【訓読】
牡蛎沢瀉散の方
牡蛎 沢瀉 栝蔞根 蜀漆 葶藶 商陸根 海藻 已上各等分
右七味、異(い)に搗(つ)き、下(くだ)し篩ひ散と為し、更に臼中(きゅうちゅう)に入れて、之を治(ぢ)し、白飲にて和し、方寸匕を服す。小便利すれば、後服を止む。日に三服。

第四百八章

大病差後、喜唾、久不了了者、胃上有寒、当以丸薬温之、宜理中丸、

【訓読】
大病差えて後、喜唾(きだ)し、久しく了了(りょうりょう)たらざる者は、胃上に寒有り、当に丸薬を以て之を温むべし。理中丸に宜し。

第四百九章

傷寒解後、虚羸、少気、気逆欲吐者、竹葉石膏湯主之、

【訓読】
傷寒解して後、虚羸、少気し、気逆して吐せんと欲する者は、竹葉石膏湯之を主る。

竹葉石膏湯方
竹葉二把 石膏一斤 半夏半升 人参三両 甘草二両 粳米半斤 麦門冬一升
右七味、以水一斗、煮取六升、去滓、内粳米、煮米熟、湯成去米、温服一升、日三服、

【訓読】
竹葉石膏湯の方
竹葉二把 石膏一斤 半夏半升 人参三両 甘草二両 粳米半斤 麦門冬一升
右七味、水一斗を以て、煮て六升を取り、滓を去り、粳米を内れ、米を煮て熟し、湯成り米を去り、一升を温服す。日に三服。

以下の第四百十章、恐らくは後人の追論ならん。…『傷寒論講義』

第四百十章

病人脈已解、而日暮微煩、以病新差、人強与穀、脾胃気尚弱、不能消穀、故令微煩、損穀則愈、

<<HOME <<漢方資料


Copyright© 2015 KENICHI TSUKADA All reserved.

Valid HTML 4.01 Strict Valid HTML 4.01 Strict