傷寒論 原文 その6

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太陰病篇

弁太陰病脈証并治

【訓読】
太陰病の脈証并びに治を弁ず

●第一節…第二百八十二章

第二百八十二章

太陰之為病、腹満而吐、食不下、自利益甚、時腹自痛、若下之、必胸下結鞕、

【訓読】
太陰の病為る、腹満して吐し、食下らず、自利益(ますます)甚しく、時に腹自(おの)づから痛む。若し之を下せば必ず胸下結鞕(けっこう)す。

以下の章(第二百八十三章、第二百八十四章)は、共に本文に非ざらん。…『傷寒論講義』

第二百八十三章

太陰中風、四肢煩疼、脈陽微陰渋而長者、為欲愈、

第二百八十四章

太陰病、欲解時、従亥至丑上、

●第二節…第二百八十五章、第二百八十六章

第二百八十五章

太陰病、脈浮者、可発汗、宜桂枝湯、

【訓読】
太陰病、脈浮なる者、発汗すべし、桂枝湯に宜し。

第二百八十六章

自利不渇者、属太陰、以其蔵有寒故也、当温之、宜服四逆輩、

【訓読】
自利して渇せざる者は、太陰に属す。其の蔵に寒あるを以ての故なり。当に之を温むべし、宜しく四逆輩を服すべし。

以下の章(第二百八十七章)、後人の作為に疑あり。…『傷寒論講義』

第二百八十七章

傷寒、脈浮而緩、手足自温者、繋在太陰、太陰当発身黄、若小便自利者、不能発黄、至七八日、雖暴煩、下利日十余行、必自止、以脾家実、腐穢当去故也、

●第三節…第二百八十八章、第二百八十九章

第二百八十八章

本太陽病、医反下之、因爾腹満時痛者、属太陰也、桂枝加芍薬湯主之、

第二百八十九章

大実痛者、桂枝加大黄湯主之、

本太陽病、医反下之、因爾腹満時痛者、属太陰也、桂枝加芍薬湯主之、若大実痛者、桂枝加大黄湯主之、

【訓読】
本(もと)太陰病、医反って之を下し、因って腹満し時に痛む者は、太陰に属するなり。桂枝加芍薬湯之を主る。若し大実痛の者は、桂枝加大黄湯之を主る。

桂枝加芍薬湯方
桂枝三両 芍薬六両 甘草二両 大棗十二枚 生姜三両
右五味、以水七升、煮取三升、去滓、温分三服、
桂枝加大黄湯の方
桂枝三両 大黄一両 芍薬六両 生姜三両 甘草二両 大棗十二枚
  右六味、以水七升、煮取三升、去滓、温服一升、日三服、

【訓読】
桂枝加芍薬湯の方
桂枝三両 芍薬六両 甘草二両 大棗十二枚 生姜三両
右五味、水七升を以て、煮て三升を取り、滓を去り、温め分ち三服す。
桂枝加大黄湯の方
桂枝三両 大黄一両 芍薬六両 生姜三両 甘草二両 大棗十二枚
  右六味、水七升を以て、煮て三升を取り、滓を去り、一升を温服す。日に三服。

 

以下の章(第二百九十章)、後人の作為に疑あり。…『傷寒論講義』

第二百九十章

太陰為病、脈弱、其人続自便利、設当行大黄芍薬者、宜減之、以其人胃気弱、易動故也、

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