内外

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表裏で現せない部分

傷寒論を読んでいると、表裏の他に内外(ないがい)という語句が出てきます。この内外の解釈については、虚実以上に難しく、古方派の中にあっても諸説あって統一されていません。一応簡単に説明してみます。

内外…純然たる表裏で現せない部位、たとえば少陽病など表と裏の間にあって、各時点でその時点より外側を外、内側を内とよぶ。

傷寒論では内外は純然たる表裏という概念で現せない部位について内外という語句を使っています。それがどこかとなりますと先哲により意見が分かれてしまいます。

これも後で述べますが、純然たる表裏とう概念で現せない部位の一つに少陽病が挙げられます。少陽病は太陽病の表証と陽明病の裏証の間にあり、表裏間とか半表半裏といった説明がなされます。ある疾病の症候が2つの病位に跨っていると考えられるとき、その一方が少陽病に属しているときは、内外という表記を用います。相対的に見て表に近い方を外証、裏に近い方を内証と表現しています。
また2つの症候が同じ病位に属する時にも、相対的に見て表に近い方を外証、裏に近い方を内証と表現しています。

この内外については初めは字義のとおり内側、外側と捉え、表裏に似たものと考えて構いません。深く勉強していく内に正確に知りたいと思うようになりますので、そのときに色々な解説書を紐解くとよいでしょう。

〔画像/表裏と内外の関係〕

 
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