古代医学としての漢方

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〔画像/江戸時代に普及した小刻傷寒論〕

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漢方を学ばれる方へ

今日、漢方薬は医療現場で使われるのを見かけない日はないというくらい、日本においては必須の品目となっています。したがって臨床の場でも漢方の知識は重要と考えますが、この臨床に有益な知識を身につけることは決して容易ではありません。

漢方の起源は中国往古の時代の医学であり、私達漢方を扱う者は、その古代医学の考え方にのっとって薬方を使います。そこには相当数の臨床経験に裏付けられた普遍的な治療体系があり、私達はその技術を共有することで、現代でもりっぱに通用する医学に成り、薬と成ります。ただしその考え方は、西洋医学とは随分異なるため、一般の方はもちろんのこと、医療にたずさわる者でも分かりにくい部分があります。また古代医学の技術は主に文字として木簡や書物などを通して断続的に後世へ伝えられましたが、当然その間に筆写による誤りや錯簡などがあります。さらに後人の註文が入るなどして、その解釈をめぐって様々な流派が生まれています。

無門塾では漢方を学ぶ王道は『傷寒論』にあるという考えから、主に古方派の立場で漢方を研鑽しています。臨床例を通して、各薬方の特徴を知るだけでなく、体系的に分類することで各薬方が何をどうのように治療しようとしているか、そこにどのような治病原則があるのかを見出そうとしています。そこでは当然知っておかなければならない基準となる考え方があります。ここでは漢方に興味を持って当塾へ来られた初学者の方に向けて、知っておいて欲しい漢方の歴史や古医書、また傷寒論の基礎となる概念について、その要点を解説してみます。(塚田健一)


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